2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

堤康次郎 西武グループと20世紀日本の開発事業

堤康次郎 西武グループと20世紀日本の開発事業 (中公新書)作者:老川慶喜中央公論新社Amazon 早稲田大学在学中に起業、卒業するや別荘地や住宅地を精力的に開発した堤康次郎。その軌跡は、公務員・会社員などの新中間層(サラリーマン)の誕生や都市人口の増…

こんな感じで書いてます

こんな感じで書いてます作者:群 ようこ新潮社Amazon いまだに優雅には書けません――。25歳で初めて原稿料をもらって以来40余年、140作以上もの作品を生み出してきた著者による「書く暮らし」。新卒で入った広告代理店を半年で辞め、転職すること4回。拾っても…

オホーツク核要塞 歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略 (朝日新書)

オホーツク核要塞 歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略 (朝日新書)作者:小泉 悠朝日新聞出版Amazon 日本の北方に、ロシアの「核要塞」が広がっている――。 人知れず極東で進められているロシアの核戦略を、超人気軍事研究家がロシア軍内部資料と衛…

ドキュメント 屠場

屠場: ドキュメント (岩波新書 新赤版 565)作者:鎌田 慧岩波書店Amazon 屠場-.そこは鍛え上げられた職人芸が,商品としての食肉の味と価値を左右する世界だ.日本人の肉食の歴史とともに歩んできた労働現場の実像と,いわれなき職業差別と身分差別にさらさ…

権力の館を歩く

権力の館を歩く作者:御厨 貴毎日新聞出版Amazon 歴代首相邸や政府・政党の建築物を訪ね、その空間と時間から権力者達の本性に迫る。 建築と政治の関係性という全く新たな視座を打ち立てるノンフィクション。 題材は面白いのだが、御厨の文章がこんなに読みづ…

日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る (河出文庫)

日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る (河出文庫)作者:青山透子河出書房新社Amazon 墜落現場の特定と救助はなぜ遅れたのか。目撃された戦闘機の追尾と赤い物体。仲間を失った元客室乗務員が執念で解き明かす渾身のノンフィクション。事故ではな…

芝浦屠場千夜一夜

芝浦屠場千夜一夜作者:山脇史子(やまわき ふみこ)東京生まれ。雑誌などでフリーランスとして記事を執筆。 1991〜98年まで東京芝浦の食肉市場・屠場の内臓処理現場に通い、働く人たちの話を聞くことをライフワークとした。青月社Amazon 芝浦屠場に魅せられ…

三体 (ハヤカワ文庫SF)

三体 (ハヤカワ文庫SF)作者:劉 慈欣早川書房Amazon 尊敬する物理学者の父・哲泰を文化大革命で亡くし、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔。彼女が宇宙に向けて秘密裏に発信した電波は惑星〈三体〉の異星人に届き、驚くべき結果をもたらす。現…

在日米軍基地 米軍と国連軍、「2つの顔」の80年史 (中公新書)

在日米軍基地 米軍と国連軍、「2つの顔」の80年史 (中公新書)作者:川名晋史中央公論新社Amazon 世界で最も多くの米兵が駐留し、米軍施設を抱える日本。米軍のみならず、終戦後一貫して外国軍の「国連軍」も駐留する。なぜ、いつから基地大国になったのか。米軍…

白痴

白痴 上下巻セット (岩波文庫)作者:ドストエーフスキー岩波書店Amazon 「この小説の意図は,完全に美しい人間を描くことです.この世にこれ以上むずかしいことは,ありません」――素直さと純粋さ,そして深い共感能力と愛の心をもった主人公ムイシュキン公爵…