2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

いくさの底

いくさの底作者:古処 誠二発売日: 2017/08/08メディア: 単行本戦闘シーンがない戦争小説。真相がどんどん二転三転していくので読んでいて引き込まれる。日本人も中国人もビルマ人も、ビルマで過ごしていれば外見では区別がつかなくなるということか。

最近のもの

佐々木愛「プルースト効果の実験と結果」文藝春秋 豊島ミホ「檸檬のころ」幻冬舎 木村友祐「幼な子の聖戦」集英社 赤松利市「アウターライズ」中央公論新社 小松左京「日本沈没 上下」小学館文庫 小松左京・谷甲州「日本沈没 第二部」小学館 中村文則「R帝…

時代

時代作者:本城 雅人発売日: 2018/10/18メディア: 単行本スポーツ紙の記者を題材にした小説。以前「傍流記者」を読んで結構良かったが、スポーツ紙と系列の球団との関係など、これも面白く読めた。

官僚制と公文書 改竄、捏造、忖度の背景

官僚制と公文書: 改竄、捏造、忖度の背景 (ちくま新書)作者:宗幸, 新藤発売日: 2019/05/07メディア: 新書安倍政権になってからのモリカケ問題や統計問題などを題材にしている。公文書の定義が曖昧なのはその通りだし、それを前提に実務が行われているのもそ…

掏摸

掏摸 (河出文庫)作者:中村文則発売日: 2013/06/14メディア: Kindle版面白く読めるが、最後の救いようのなさが残念だった。

ヒトラーの脱走兵 裏切りか抵抗か、ドイツ最後のタブー

ヒトラーの脱走兵-裏切りか抵抗か、ドイツ最後のタブー (中公新書)作者:對馬 達雄発売日: 2020/09/18メディア: 新書ナチスドイツでは脱走兵が数万人に及び、死刑判決が3万人と際立って多かったらしい。それも、前線からの逃亡ではなく、休暇中などの脱走が多…

戦慄の記録 インパール

戦慄の記録 インパール作者:NHKスペシャル取材班発売日: 2018/07/28メディア: 単行本(ソフトカバー)インパール作戦を取材した3年前のNHKスペシャルを残念ながら見ていないが、その取材班が取材の様子も含めて書いたもの。15軍司令部に勤めていた経理将校の…

全部ゆるせたらいいのに

全部ゆるせたらいいのに作者:一木 けい発売日: 2020/06/17メディア: 単行本(ソフトカバー)本の雑誌で推薦されていたので読んでみた。アルコール依存症の父親を持つ女性が、同じくアルコール依存症の夫を持ちながら子育てする様子が書かれている。女性の視…