2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

鎌倉武士と横浜 ―市域と周辺の荘園・郷村・寺社

鎌倉武士と横浜 ―市域と周辺の荘園・郷村・寺社 (有隣新書86)作者:盛本昌広有隣堂Amazon 現在の横浜市域は、かつて武蔵国都筑郡・久良岐郡と武蔵国橘樹郡・相模国鎌倉郡の一部から成っていた。当地は二俣川合戦、和田合戦などの舞台となる一方、執権一族の金…

渚の螢火

渚の螢火作者:坂上 泉双葉社Amazon 1972年春、警視庁に出向していた真栄田太一は本土返還が迫る琉球警察本部に帰任する。その直後、沖縄内に流通するドル札を回収していた銀行の現金輸送車が襲われ100万ドルが強奪される事件が起きる。 琉球警察幹部は真栄田…

闇の盾 政界・警察・芸能界の守り神と呼ばれた男

闇の盾 政界・警察・芸能界の守り神と呼ばれた男作者:寺尾文孝講談社Amazon 年会費は2000万円、日本最強・最高の危機管理会社・日本リスクコントロール。著名政治家、一流企業経営者、「芸能界のドン」と呼ばれる大物、さらには暴力団組長までが頼りにす…

北帰行

北帰行作者:外岡秀俊河出書房新社Amazon 暗闇から抜け出ようとするその列車のように、私もまた暗い二十歳から抜け出ようとしていた。北海道の炭鉱町から東京に集団就職した私。だが工場の同僚との諍いで、職を失ってしまう。やがて私は石川啄木の足跡をたど…

土の記

土の記(上)作者:薫, 高村新潮社Amazon ラスト数瞬に茫然、愕然、絶叫! 現代人は無事、土に還れたのだろうか――。青葉アルコールと青葉アルデヒド、テルペン系化合物の混じった稲の匂いで鼻腔が膨らむ。一流メーカー勤務に見切をつけ妻の里に身を落着けた男は…

戦車の歴史 理論と兵器

戦車の歴史 理論と兵器 (角川ソフィア文庫)作者:加登川 幸太郎KADOKAWAAmazon 戦車は、第一次世界大戦のソンム会戦で初めて姿を見せた。それ以来、戦車を抜きにして戦闘を語れないほど、戦場の支配者となった。その裏には、ここにいたるまでの先覚者たちの試…

国鉄―「日本最大の企業」の栄光と崩壊

国鉄―「日本最大の企業」の栄光と崩壊 (中公新書 2714)作者:石井 幸孝中央公論新社Amazon 1949年に設立された公共企業体・国鉄は、復興半ばの不十分な設備で旅客・貨物を一手に運び、戦後の高度経済成長を支えた。まさに、「鉄道は国家なり」であった。…

インビジブル

インビジブル (文春e-book)作者:坂上 泉文藝春秋Amazon 昭和29年、大阪を襲った連続猟奇殺人事件。中卒叩き上げと帝大卒エリートの二人の刑事が手を組んで事件の真相に迫る! 昭和29年、大阪城付近で政治家秘書が頭を麻袋で覆われた刺殺体となって見つかる。…

夜の少年

夜の少年作者:ローラン プティマンジャン早川書房Amazon フランス北東部メス。鉄道員のわたしは、妻を病気で亡くした後、二人の息子と暮らしていた。 男手ひとつで必死に息子を育ててきたが、長男のフスが高校に入ったころから歯車が狂い出した。フスは地元…

NSA

NSA 上 (ハヤカワ文庫SF)作者:アンドレアス エシュバッハ早川書房Amazon 携帯電話とインターネットが発展したナチスドイツ。第二次大戦が始まり、国家保安局NSAはデータをすべて監視していたが……! コンピューターが発達したナチスドイツが題材。プロ…