2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧
地方メディアの逆襲 (ちくま新書)作者:松本創筑摩書房Amazon著者は「軌道」を書いたジャーナリストだった。最初に取り上げられている秋田魁のイージス報道は、自分も秋田にいて間近に感じていたが、あの記者さんが一度朝日にいって戻ってきた人だとは知らな…
パヴァーヌ (ちくま文庫)作者:キース ロバーツ筑摩書房Amazonローマ法王が支配したままの20世紀が舞台。蒸気機関が発達して他の技術の発展を教会が押さえつけたため、中世のまま20世紀になっているという想定で、短編が6つ収められている。途中正直読みづら…
メキシコ革命物語―英雄パンチョ・ビリャの生涯 (朝日選書 (285))作者:渡辺 建夫朝日新聞社Amazon昔古本で買ってそのままなんとなく読まないでいたが、ふと思い立って読んだ。1910年からのメキシコ革命が題材で、農民やインディオを中心にしたメキシコ革命の…
誕生日パーティー (集英社文芸単行本)作者:ユーディト・W・タシュラー集英社Amazon本の雑誌のミステリー第一位にされていた。ポルポト政権下のカンボジアからオーストリアに逃れたキムの50歳の誕生日に、同じくオーストリアに難民としてきた女性が招かれ、…
現代ロシアの軍事戦略 (ちくま新書)作者:小泉 悠筑摩書房Amazonごく最近書かれた新書。ウクライナ情勢が緊迫している中で、2014年のウクライナ紛争や、クリミア半島のロシア併合についてあまり知らないと思ったので読んだ。ロシアのハイブリッド戦争について…
サハリン島作者:エドゥアルド・ヴェルキン河出書房新社AmazonSF作品で、核戦争後に日本が再武装し、サハリンを統治しているという世界。ロシア人は死滅しており、中国人朝鮮人がひたすら蔑視されている。サハリンでは死体を燃やして発電しているとか、石鹸工…
頁をめくる音で息をする作者:藤井基二本の雑誌社Amazon尾道で古本屋を営む著者のエッセイ。読んでいて身がつまされる思いになる。古本屋を自分もやりたいと思った。
レッド・メタル作戦発動 上 (ハヤカワ文庫NV)作者:マーク グリーニー,H リプリー ローリングス四世早川書房Amazonロシアが陽動作戦としてヨーロッパに侵攻し、そのすきをついてケニアの鉱山利権を奪おうとするのを、アメリカ海兵隊が阻止するという話。アメ…
神の火(上) (新潮文庫)作者:薫, 高村新潮社Amazon高村薫の30年近く前の小説。10年前、福島原発事故の後に一度読んだが再読。なぜ原発に侵入しようとするのか、そこがいまいち感情移入できない。
レストラン「ドイツ亭」作者:アネッテ・ヘス河出書房新社Amazon本の雑誌で紹介されていた。アウシュビッツ裁判当時、1963年のドイツが舞台。主人公のドイツ人女性はポーランド語の通訳として裁判に関わるが、自分の両親がアウシュビッツの食堂で働いていたこ…