パヴァーヌ

ローマ法王が支配したままの20世紀が舞台。蒸気機関が発達して他の技術の発展を教会が押さえつけたため、中世のまま20世紀になっているという想定で、短編が6つ収められている。途中正直読みづらいところもあったが、最後、古城の女城主が教会勢力に反乱を起こす章は読みごたえがあった。ただ、最後に女城主エラナーを暗殺した犯人がだれなのか、読み返しても良くわからなかった。