2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

戦時下の外交官 ナチス・ドイツの崩壊を目撃した吉野文六

戦時下の外交官 ナチス・ドイツの崩壊を目撃した吉野文六 (講談社文庫)作者:佐藤優講談社Amazon沖縄密約問題で、当時の国会では偽証答弁をしたが、のちに密約の存在を認めた元アメリカ局長の戦前時代を追ったもの。ベルリン大使館時代の様子は興味深い。佐藤…

アンブレイカブル

アンブレイカブル作者:柳 広司KADOKAWAAmazon治安維持法を題材にした短編集、いまいちよくわからなかった。

わたし、定時で帰ります

わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)作者:帰子, 朱野新潮社Amazon読みながらつい自分の仕事と対比してしまった。悲しい気持ちになった。

日本航空一期生

日本航空一期生 (中公文庫)作者:中丸美繪中央公論新社Amazon日本航空創業期のことが書かれていて興味深い。

滝山コミューン一九七四

滝山コミューン一九七四 (講談社文庫)作者:原 武史講談社Amazon宮城県にいたときに買って読んだものを再読。どこの書店で買ったのか今いち覚えていない。 自分が小学生の頃のことをよく克明にこんなに覚えているなという印象。小学生がクラスメイトを吊し上…

レッドサンブラッククロス

レッドサンブラッククロスI作者:佐藤大輔中央公論新社Amazonこれも学生の頃読んだ。愛蔵版が出たようなので再読。途中で未完となっているのが残念。

征途

征途 愛蔵版作者:佐藤大輔中央公論新社Amazon佐藤大輔の仮想戦記で唯一完結しているもの。以前読んだが久しぶりに読み返した。レイテ海戦で武蔵ではなく長門が沈んで、残りの栗田艦隊がレイテ湾に突っ込むことで終戦が半月遅れ、日本が分割されるというスト…

局地戦闘機「雷電」本土の防空をになった必墜兵器

局地戦闘機「雷電」 本土の防空をになった必墜兵器 (光人社NF文庫)作者:渡辺 洋二潮書房光人新社Amazon零戦に慣れた当時のパイロットたちからは不評だったようだが、それでもなんとか使いこなそうとするパイロットたちが描かれている。写真も多く、一人一人…

密約 外務省機密漏洩事件

密約―外務省機密漏洩事件 (岩波現代文庫)作者:澤地 久枝岩波書店Amazon澤地久枝の名作。著者は女性事務官がただひたすら被害者、弱い女性を演じることに違和感を感じている。以前に彼女と関係があった人の証言も載せていて興味深い。

「砂漠の狐」ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨

「砂漠の狐」ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨 (角川新書)作者:大木 毅KADOKAWAAmazonロンメルは名将だったのかという問いについて、戦術的にはそうだが戦略的視点、兵站的視点がなかったと書いている。陸軍将校として傍流の出身だったことも興味深い。…

太平洋の試練 ガダルカナルからサイパン陥落まで

太平洋の試練 上 ガダルカナルからサイパン陥落まで (文春文庫)作者:イアン・トール文藝春秋Amazon三部作のうち二作目。米軍内部の、陸軍、海軍、海兵隊の争いが描かれている。最後の方で、昭和天皇がサイパン奪還を命じ、小沢艦隊に陸軍航空隊を搭載する計…

間に合った兵器 戦争を変えた知られざる主役

間に合った兵器―戦争を変えた知られざる主役 (光人社NF文庫)作者:徳田 八郎衛光人社Amazon陸軍の隼、ドイツの二号戦車、アメリカの上陸用舟艇などが取り上げられている。どれも独特の視点で成程なと思う。

舟を編む

舟を編む (光文社文庫)作者:三浦 しをん光文社Amazon辞書づくりへの情熱を感じる。こんなふうに仕事に打ち込めるのは素晴らしいことだと思う。羨ましいと思ってしまった。

罪と罰

罪と罰 上 (岩波文庫)作者:ドストエフスキー岩波書店Amazon10年ぶりくらいに再読。今読むとラスコリニコフは若いなと思ってしまう。150年経っても古びないのは改めてすごいと感じる。