ごく最近書かれた新書。
ウクライナ情勢が緊迫している中で、2014年の
ウクライナ紛争や、
クリミア半島のロシア併合についてあまり知らないと思ったので読んだ。ロシアのハイブリッド戦争について、ロシア側の視点から見れば、むしろ
NATO側が非軍事的手段でロシアを圧迫しているので、弱者の論理としてやっているということらしい。ロシア軍の軍事演習について細かく書いてあり興味深い。最後に書いてあったように、結局は
プーチンがこの後どこまで権力を握り続けるのかにロシアの行く末がかかっているというのが、属人的でいかにもロシア的だと思う。