龍陵会戦

古山高麗雄戦争三部作第二作。中国雲南省龍陵地区守備隊の攻防戦を中心に、下級兵士の真実の声を静かに描いた書。菊池寛賞受賞!

第一作と違い、これは著者自身が扱われている。主に戦後の回想で、戦艦大和の最後の吉田満との交友も振り返っている。戦後40年近くたって、戦友が次々と亡くなっていく中、定期的に東北を訪れる著者が書かれている。