国境事変 (中公文庫 ほ 17-4)

新宿で在日朝鮮人会社社長が殺害された。被害者を内偵中だった公安外事二課は、密かに捜査を開始。だが、事件背後の不審な人脈を手繰っていた捜査一課の東警部補が、彼らの前に現れる――。CIAも血眼で行方を追う「アイアン」とは何か。激しく対立する刑事と公安の男たち。国境の島・対馬で彼らを待っていた恐るべき真実とは。〈解説〉宇田川拓也

刑事部と公安との対立が書かれている。チヨダの教官が新諜報組織を作るために北朝鮮の反政府勢力に潜入しているという、よくわからない結末。