シルバービュー荘にて

英国の小さな海辺の町で書店を営むジュリアンは、町はずれのシルバービュー荘に住むエドワードと親しくなるが、ある日、エドワードから見知らぬ女に手紙を渡すよう頼まれる。一方、英国諜報部長は重大な機密漏洩の犯人を追ってシルバービュー荘を訪ねるが……

ル・カレの遺作。淡々と話が進み、淡々と終わる、いかにもイギリス小説な感覚。昔読んだスマイリーものよりは読みやすかったが、けして読みやすい小説とは言えない。