マイ・バック・ページ

ベトナム戦争全共闘運動、そして連合赤軍事件……。騒乱の60年代末、若きジャーナリストとして著者が体験した、青春の蹉跌を描く伝説の回想録、待望の復刊。2011年、妻夫木聡松山ケンイチ出演で映画化!

前半は事件とは関係ない随想が書いてあるが、後半は、朝霞自衛官殺人事件の犯人を取材して、自身が逮捕される経緯を書いている。取材源の秘匿と警察への通報の間で迷う気持ちが素直に書いてあるが、犯人Kの学歴をことさらに言及したり、思想犯と言いながら殺人事件の証拠を持ちたくないなどと言ったり、一貫していない。もっともそれも著者の当時の気持ちなのだろう。自分だったらどうしていたかと思うと、一概に批判ばかりはできないが、読んで何とも言えない気持ちにさせられる。

色麻町に住んでいた時に、仙台駅東口の映画館に見に行った。
マイ・バック・ページ - 元だめ大学生日記2.0