東電OL殺人事件(新潮文庫)

彼女は私に会釈して、「セックスしませんか。一回五千円です」といってきました――。古ぼけたアパートの一室で絞殺された娼婦、その昼の顔はエリートOLだった。なぜ彼女は夜の街に立ったのか、逮捕されたネパール人は果たして真犯人なのか、そして事件が炙り出した人間存在の底無き闇とは……。衝撃の事件発生から劇的な無罪判決までを追った、事件ノンフィクションの金字塔。

著者の牽強付会なこじつけが随所にみられるが、ネパールまで取材に行く行動力はすごい。中学生の時の事件でまったく覚えていなかった。1997年は少年Aも含めいろいろあった年。