横須賀鎮守府 (有隣新書80)

鎮守府とは明治期に設置され太平洋戦争の敗戦により消滅した日本海軍の軍政機関であり、横須賀のほか呉、佐世保舞鶴に置かれた。その中でも最も早い時期から機能していたのが横須賀であった。本書は明治初期からの海軍をめぐる状況を読み解くことから始まり、横須賀鎮守府設置の経緯から終焉にいたるまでの全体像を紹介するとともに、日本史・海軍史・地域史のなかに位置づける。

明治に横須賀が軍港になって以来の歴史を丁寧に書いている。空母信濃など横須賀で建造された軍艦についても触れている。