2021-01-01から1年間の記事一覧

完本 春の城

完本 春の城作者:石牟礼 道子発売日: 2017/07/22メディア: 単行本島原の乱をモチーフにした石牟礼道子の小説。まず最初に現地を何度か訪れるルポが掲載され、その後小説が収められているので、スムーズに入っていける。ちょうど雲仙・普賢岳の噴火が激しかっ…

横書き登場 日本語表記の近代

横書き登場―日本語表記の近代 (岩波新書 新赤版 (863))作者:屋名池 誠発売日: 2003/11/20メディア: 新書10年ほど前に読んでいるはずなのだが中身をほとんど忘れていてショックだった。なんとなくイメージがある、戦前、戦中は右横がき、戦後は左横がき、とい…

民衆暴力 一揆・暴動・虐殺の日本近代

民衆暴力―一揆・暴動・虐殺の日本近代 (中公新書)作者:藤野 裕子発売日: 2020/08/20メディア: 新書題名がおどろおどろしいが、秩父事件や日比谷焼打事件、関東大震災の時の朝鮮人虐殺をテーマに、当時の日本人がなぜそのような行動に出たのか分析したもの。…

地方の論理

地方の論理 (岩波新書)作者:修二, 小磯発売日: 2020/11/24メディア: 新書北海道開発庁、国土庁に勤めていた著者が、北海道の事例を中心に紹介している。国土政策が弱くなってきたというのはその通り。

抵抗都市

抵抗都市作者:佐々木 譲発売日: 2019/12/13メディア: 単行本日露戦争で負けた日本が、ロシアの占領下にあるという設定で、その設定だけでかなり興味深い。占領下の日本警察が、殺人事件の捜査をするうちに、テロの計画に巻き込まれていく。

六機の護衛戦闘機

六機の護衛戦闘機 (中公文庫)作者:高城 肇メディア: 文庫山本五十六が撃墜された際に護衛していた6人のパイロットのその後を扱ったノンフィクション。10年くらい前に読んだ時はあまり強い印象を持たなかったが、改めて読んで、山本撃墜が彼らに及ぼした影響…

東京島

東京島 (新潮文庫)作者:夏生, 桐野発売日: 2010/04/24メディア: 文庫10年以上前の作品だが初めて読んだ。もともと雑誌に連載されていたということで、その後が気になる部分も少なからずあった。

現代日本を読む ノンフィクションの名作・問題作

現代日本を読む―ノンフィクションの名作・問題作 (中公新書)作者:武田 徹発売日: 2020/09/18メディア: 新書大宅壮一ノンフィクション賞受賞作をはじめとして、戦後のノンフィクションを紹介している。STAP細胞騒動も紹介されていて当時を思い出したが、上司…