完本 春の城

完本 春の城

完本 春の城

島原の乱をモチーフにした石牟礼道子の小説。まず最初に現地を何度か訪れるルポが掲載され、その後小説が収められているので、スムーズに入っていける。ちょうど雲仙・普賢岳の噴火が激しかった頃に熊本日日新聞に連載していたようだ。小説は、天草四郎を美化しすぎているようにも思うが読み応えがあった。