帝国の弔砲

ロシアで育った日系人の数奇な運命を描く、圧倒的歴史改変冒険小説!
舞台は日露戦争で日本が敗戦した世界。日系移民2世の登志矢は、革命の嵐に巻き込まれ数奇な運命に翻弄されていく。

大津事件の謝罪のために沿海州へ日本人移民を送り込んだ世界が舞台になっている。現地で生まれた主人公が、第一次大戦のロシア軍として従軍し、その後の内戦を経てスリーパーとなって日本に潜入する。最後が駆け足で少し消化不足だが面白かった。