TOKYO YEAR ZERO

1945年8月15日、東京、品川の軍需工場で女性の腐乱死体が発見された。そして1年後に発見される第二、第三の死体……。敗戦を機に解き放たれた殺人鬼。そいつは何者なのか? それを追う警察もまた、その内部に大いなる秘密を隠していた。
実在の連続殺人鬼・小平義雄の事件をモチーフに現代イギリス文学の旗手デイヴィッド・ピースが描く日本の「占領」とその闇。戦慄の超大作<東京三部作>開幕!

12年前色麻町に赴任していた時に加美町図書館で借りたが、文体の癖の強さに耐えられず読み切れなかった記憶がある。改めて読んでも同じ印象で読みづらい。ただ、戦時中の憲兵が訴追を避けるために警官になっているという設定は興味深い。