最後の社主 朝日新聞が秘封した「御影の令嬢」へのレクイエム

朝日新聞創業家である村山家と経営陣との対立について興味があったので読んでみた。著者は村山社主付きとして5年ほど勤めた元朝日新聞記者で、次第に会社側の対応に疑問を持つようになる。社主が入院して次第に弱っていくにつれて、会社側が好きに物事をすすめようとしていく様子が描かれている。現役の朝日の社員から見ればまた読み方も違うのかもしれないが、読んでいて面白かった。