メディアの支配者の続編。フジテレビと
テレビ朝日の創設のくだりから始まり、旺文社オーナーの赤尾家の
マネーゲームを追ったり、
ライブドアの日本放送買収劇の裏側を書いたりと読み応えがある。許認可が必要なテレビ局の設立には、政治家、財界が大きく関わっていて、
香川県では、2人の
自民党代議士が事実上テレビ局を所有していたということが紹介されている。また、
ライブドア事件については、
村上ファンドが
ライブドアを煽りに煽っていく様子が描かれている。
ライブドア事件当時は大学生だったが、ほとんど構図を理解できなかったものの、確かに
時代の寵児としてもてはやされていたことを思い出した。