ドキュメント 豪雨災害――そのとき人は何を見るか (岩波新書) 稲泉 連 岩波書店 2014-06-21 売り上げランキング : 246118 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
決壊する河川、崩壊する山々、危険をはらむ土砂ダム……。東日本大震災から半年後、紀伊半島を襲った台風は百名近くの犠牲者を生んだ。いったい何が起きたのか。どんな危険が身を襲ったのか。奈良県十津川村、和歌山県那智勝浦町の現場を、ノンフィクション作家が行く。豪雨のリスクに無縁な地は日本にはない。首都水没予測も含め、豪雨災害の実態を伝える迫真のドキュメント。
東日本大震災の半年後に起きた、台風十二号による被害のドキュメント。紀伊半島地域を仕事の対象にしながら今まで読んでいなかったことを反省した。昨年の夏のうちに読んでおけばもう少し活かせた気がする。
最後の章は一転して首都圏での0メートル地帯の危険性について触れており、まさに0メートル地帯に住む身にとって人ごとではない内容だった。