チーズのきた道

チーズのきた道 (講談社学術文庫)チーズのきた道 (講談社学術文庫)
鴇田 文三

講談社 2010-09-13
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「乳の生化学」の第一人者が明かす、チーズの起源と分類法、そしてそれらを育んだ風土。栄養価が高く保存性に優れたチーズを、各地の部族は、その存亡をかけて育ててきた。モンゴルのホロート、古代ローマのチーズ菓子、フランスのカマンベール、日本の酥など、古今東西の文献を渉猟し、乳文化を実地に探訪。「人類にとっての食文化」に考察は及ぶ。

文庫化された4年前にほしいなと思いながらも、その後震災がきたりして結局買わずに終わっていた。新宿西口ブックオフで購入。

ヨーロッパ、アジア、日本で、チーズを含めた乳文化がどのように発展し、受容されてきたか論じている。荒っぽい印象もあるが、読みやすい。