失われた時を求めて(1)―スワン家のほうへI

失われた時を求めて(1)――スワン家のほうへI (岩波文庫)失われた時を求めて(1)――スワン家のほうへI (岩波文庫)
プルースト 吉川 一義

岩波書店 2010-11-17
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ひとかけらのマドレーヌを口にしたとたん襲われる戦慄.「この歓びは,どこからやって来たのだろう?」 日本の水中花のように芯ひらく想い出――サンザシの香り,鐘の音,コンブレーでの幼い日々.プルースト研究で仏アカデミー学術大賞受賞の第一人者が精確清新な訳文でいざなう,重層する世界の深み.当時の図版を多数収録.

一度は読んでみたいと思って手を出した。訳者後書きに、「2日あれば1冊よめる。つまり30日あれば読める(全14冊だから)。」という意のことが書いてあったが、通勤時間に読んでたら一週間以上1冊でかかった。

しかし、いくら子どもとはいえマザコンぶりが過ぎる主人公や、変人としか思えない叔母など、正直感情移入しづらい人しか1巻には出てこなかった。夜中に眠れないところから朝になるまでで1冊が終わるのも、正直すごい。