 | 東大全共闘―1968-1969 渡辺 眸 新潮社 2007-10 売り上げランキング : 58122 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
一九六八年秋、登録医制反対に端を発した東大の全共闘運動は徐々に支持を広げ、全学ストライキに突入していった。著者は闘士たちの素顔を追ってバリケード内に留まり、緊張と解放感の入り混じる空間の日常を撮った。運命の日まで……。闘争に賭けた青春群像を巧みな構図で記録した貴重な写真集。元代表の山本義隆氏が特別寄稿。
写真は上手だし、かなり有名な写真も含まれていて見応えはあるんですが、いかんせんその写真がどの場面でどういうシチュエーションなのかがその筋の人でないとまったくわからないのが残念。
山本義隆の特別寄稿も、あまり現在からの視点は見受けられなかった。まだ40年前の気持ちを維持し続けているというところが逆に読みどころなのかもしれません。
