指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく

指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく
城山 三郎

新潮社 2004-07
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神風特別攻撃隊第一号に選ばれ、レイテ沖に散った関行男大尉。敗戦を知らされないまま、玉音放送後に「最後」の特攻隊員として沖縄へ飛び立った中津留達雄大尉。すでに結婚をして家庭の幸せもつかんでいた青年指揮官たちは、その時をいかにして迎えたのか。海軍兵学校の同期生であった二人の人生を対比させながら、戦争と人間を描いた哀切のドキュメントノベル。城山文学の集大成。

自身の戦争体験を交えながら、戦争末期の状況を描いている。

関大尉も中津留大尉も、23才のときに特攻に飛び立った。今と比べても無意味なのはわかっているが、改めて愕然とする。なんともいえない気持ちになる。