日本封印

という怪しい本を、市民図書館で借りてきたので昨日から読んでいる。著者は杉山隆男。この人はSAPIOで「兵士に告ぐ」という兵士シリーズ第三弾の連載をやっている。この「日本封印」というのもSAPIOに昔連載していたのを加筆修正したものらしい。

SAPIOはバリバリ右の雑誌だが、この兵士シリーズは自衛隊を扱ったドキュメンタリーとして非常に面白い。第一弾の「兵士に聞け」は昔読んだが、第二弾の「兵士を見よ」は、図書館にも入っていないし古本屋にも売っていないし、むしろ本屋にも売っていなくてまだ読んだことがない。どこかにないかな。

日本封印は、簡単に言うと沖縄が実は中国に属していたという清と琉球の間の密約を巡って、アメリカと中国が日本に圧力をかけてくる話。ぶっちゃけ微妙。滑稽無糖さが先に来てしまう。この作者はやっぱり兵士シリーズがいいね。