未必のマクベス (ハヤカワ文庫 JA ハ 10-1)

IT系企業Jプロトコルの中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。同僚の伴浩輔とともにバンコクでの商談を成功させた優一は、帰国の途上、澳門(マカオ)の娼婦から予言めいた言葉を告げられる――「あなたは、王として旅を続けなくてはならない」。やがて香港の子会社の代表取締役として出向を命じられた優一だったが、そこには底知れぬ陥穽が待ち受けていた。異色の犯罪小説にして、痛切なる恋愛小説。

書店で横積みにされているのを見て興味を持った。今年読んだ中でナンバーワンだと思う。どんどん次が気になってしまう。どことなく村上春樹の小説に似ている。