鉄のあけぼの 上下

松下幸之助本田宗一郎に匹敵する経営者西山弥太郎の野望に満ちた生涯。敗戦国・日本に、世界最新鋭の製鉄所をうち建て、高度経済成長の扉を開いた“鉄のパイオニア”の生涯を描く大河小説。

川崎製鉄の創業者を扱っている。敗戦後、千葉に製鉄所をたてるくだりはエネルギーを感じるが、休日も働くような働き方を賛美しているようにも思えて複雑な気持ちになる。