 | 日本軍と日本兵 米軍報告書は語る (講談社現代新書) 一ノ瀬 俊也 講談社 2014-01-17 売り上げランキング : 103290 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「規律は良好」「準備された防御体制下では死ぬまで戦う」「射撃下手」「予想外の事態が起きるとパニックに」敵という“鏡”に映しだされた赤裸々な真実。
米軍が軍内部で出していた広報誌を資料として、そこに描かれた日本軍、日本兵の様子を紹介している。そのこと自体はユニークな取組で、取り上げられている内容も面白く興味深いが、著者が結局何を言いたいのかはよく分からない。硫黄島や沖縄の洞窟に缶詰などがたくさん備蓄されていたことをもって、日本兵はおなかいっぱい食べていたと紹介するのは意図的な曲解ではないか。
戦っている相手についての広報誌を軍内部で配布していたこと自体がすごい。
