風の払暁 満州国演義一

風の払暁 満州国演義一 (新潮文庫)風の払暁 満州国演義一 (新潮文庫)
船戸 与一

新潮社 2015-07-29
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霊南坂の名家に生を受けた敷島四兄弟は、異なる道を歩んだ。奉天総領事館に勤務する外交官、太郎。満蒙で馬賊を率いる、次郎。関東軍の策謀に関わる憲兵将校、三郎。左翼思想に共鳴する早大生、四郎。昭和三年六月、奉天軍閥張作霖が謀殺された。そして時代の激流は彼ら四人を呑みこんでゆく。「王道楽土」満州国を主舞台に、日本と戦争を描き切る、著者畢生の大河オデッセイ

新潮文庫で出始めた全九冊。ご都合主義な展開も目に付くが、1巻はとても面白い。