街道をゆく 14 南伊予・西土佐の道 (朝日文庫) 司馬 遼太郎 朝日新聞出版 2008-11-07 売り上げランキング : 178205 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「粋な言葉を県名にしたものだ」と、筆者は書く。「いい女」という意味の愛媛を南下する。正岡子規、高浜虚子の松山を出発し、大洲を経て卯之町へ。シーボルトの娘、イネを育てた二宮敬作を思いながら、やがてなじみの宇和島に着く。草創期の宇和島伊達藩を支えた家老の山家清兵衛を偲びつつ、友人たちとてんやわんやの宇和島名物「寄合酒」を楽しむ旅でもあった。
この本で紹介されているルートを先週逆にたどってきた。
愛媛県は気候が温暖で人々も温和であり、土佐とはまったく違うとか。松山は維新直後は土佐藩預かりになって苦しい思いをたくさんしたようだ。宇和島藩についてもかなり詳しく書かれていて面白い。