新選組 (岩波新書) 松浦 玲 岩波書店 2003-09-20 売り上げランキング : 90048 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
文久三年(一八六三)、幕末の京都に誕生した新選組は、「尽忠報国」を掲げながら攘夷ができず、不本意にも市街の見廻り役として行動した。しかし、翌年の四ヶ国艦隊下関砲撃を機に社会情勢は攘夷から開国へと激変する。彼らは、この事態にどのように対応したのか?近藤勇の書簡等を読み解きながら、結成から終焉まで、その実像に迫る。
松浦氏の著作ということで購入した。近藤勇が地元へあてた手紙を史料として用いているのが新しいらしい。最初は攘夷集団として結成されたはずの浪士隊が、いつのまにか幕臣に組み込まれていくという構図が面白い。