溶かして再生紙の原料

岩波『図書』の1月号編集後記に

昨今では、集めて溶かして再生紙の原料にでもするしかないような本が幅を利かせていますが、当時(図書創刊の1938年)は、人格を陶冶する古典ですら発行を見合わせたり、新規製本を取り止めたりしなければならない時代でした。

とあった。悲嘆ととるか傲慢さととるかはその人次第ですが、いずれにしても痛烈です。携帯小説などを指しているのでしょうか。