MONSTERとBバージン

どちらも研究室においてあり、先週はそれを読んで過ごしていました。

MONSTERは、ドストエフスキーの悪霊に、かなりにている部分があると思います。スタヴローギン≒ヨハン+テンマ、ピョートル+キリーロフ≒ロベルト、他にも、火事がターニングポイントとなっていたり、ラストのスピード感なども非常に似通っているような気がします。たぶん、どちらもつきあわせながら読むと、さらに類似点を見つけることができるのでは。まあこれは感じ方かもしれませんが。

もっとも、MONSTERを読みながらこれを考えつき、これはもしかするとオリジナルな考えかもと調子に乗っていたのですが、清水正というひとがとっくに発表しているようで残念。

Bバージンは、バブル期以降の日本社会を良く映していますね。2回目ですが、なかなか面白かったです。