第五の権力 アメリカのシンクタンク

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横江 公美

文藝春秋 2004-08-21
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アメリカにあって日本にない、シンクタンクの解説本。アメリカで70年代以降にシンクタンクが発達した理由や現状、経営面についても書かれており、なかなか面白い。

アメリカの首都ワシントンに関係すると、日本人の誰もがかかってしまう病気がある。病名は「シンクタンク・ジャンキー」。症状は、シンクタンクが開催するシンポジウムやフォーラムへの出席中毒。症状が進むと、シンクタンクで研究職につきたくなる。そして、最終段階に入ると、シンクタンクが作りたくなってしまう。(P.7)

著者自身もシンクタンク・ジャンキーであり、アメリカで実際にシンクタンクを作ってしまったというから相当重症です。