外交敗戦―130億ドルは砂に消えた 手嶋 龍一 新潮社 2006-06 売り上げランキング : 29247 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
もう一冊の手嶋龍一の文庫。湾岸戦争時の日本の対応などが書かれている。
日本のインテリジェンス機関は非常に貧弱であるというのが常識なのだが、湾岸危機のときにイランに日本が作っていた情報組織は非常に精度の高い情報を取っていたということが驚きだった。
もっとも、何をもって"敗戦"としているのかよく分からなかった。クウェートの感謝広報に載せてもらえなかったことなのか、アメリカとの関係を悪化させたことなのか、いまいちよく分からない。