さよなら快傑黒頭巾

さよなら快傑黒頭巾さよなら快傑黒頭巾
庄司 薫

中央公論新社 2002-10
売り上げランキング : 65,931
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

前述の「赤頭巾ちゃん気をつけて」を書いた庄司薫氏の「赤黒白青四部作」の第二弾。amazonのレビューには第三弾と書かれているが。

内容は、高校を卒業してニートになっている主人公の兄の友人達、1969年でおそらく20代後半になろうかという人たちが全共闘から脱落していく様子を、20になる直前の主人公の目から見ている内容。ついこの前まで教授達を吊し上げていた医学部の学生が、教授の仲介で病院の娘と結婚したり、70年安保を目前にして海外に留学したりとその理由は様々である。めっちゃ面白い。

この「赤黒白青四部作」、仙台のブックオフに全て売っていた。よみがえるで買ったのも含めて420円で揃った。

【追記】出版は白よりも黒の方が早いものの、作中の時系列は黒よりも白の方が早いらしい。ということでamazonのレビューは正しかったです。