赤頭巾ちゃん気をつけて

赤頭巾ちゃん気をつけて赤頭巾ちゃん気をつけて
庄司 薫

中央公論新社 2002-10
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前述のグロテスクな教養に、日比谷高校の高校生を題材とした小説として紹介されていたので読んでみた。ちょうど良い具合によみがえるで売っていた。

かなり面白かった。主人公は日比谷の3年生で東大の入試がなくなった年で、ちょうど学校もなくなった2月のある一日を舞台として書いてある。毎月の小遣いが5000円という記述があったが、今の時価で考えるとおそらく25000円程度でありかなり裕福な家庭であると思われる。主人公がぐだぐだと悩みまくる様子が軽快に書かれている。

このような昭和40年代を舞台とした小説、ついつい読んでしまいます。もし俺が団塊の世代に生まれていたら間違いなくなんらかの活動とかしてとっつかまったりしていたのではないか。