ベトナム戦争―誤算と誤解の戦場 松岡 完 中央公論新社 2001-07 売り上げランキング : 47,871 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ベトナム戦争を、
- (通常の)冷戦としての戦い
- 南ベトナムの民族解放戦線と、北ベトナムとの水面下の戦い
- 北京とハノイの戦い
- ワシントンとサイゴンの戦い
- アメリカと東南アジア諸国との外交上の戦い
- アメリカ国内の、政府と世論の戦い
という6つの視点から俯瞰した本。
特に、2つめの視点が自分には新しくて非常に勉強になった。ベトナム戦争自体、民族解放戦線が南ベトナム政府と戦いそれを北ベトナムが支援する形であり、本来の勝者は民族解放戦線であったはずが、いつの間にか北ベトナムが勝者にすり替わっていき南を併合する様は勉強になった。
同じ出来事を6つの視点から見ているために重複した内容が書いてあったりして読むのに時間がかかったが、かなりためになる本だと思う。
この人の授業を取りたかったが、自由単位枠を使い切ってしまった…