ユキは十七歳 特攻で死んだ―子犬よさらば、愛しきいのち 毛利 恒之 ポプラ社 2004-09 売り上げランキング : 49,414 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これは今日市立図書館で借りてきて、即日読んだ。
特攻の本は読むと胸が詰まる思いがしますが、この本も例にもれず。十四才で少年飛行兵になり、十七と二ヶ月で特攻に出撃した荒木幸雄さんの話。特攻の直前(前日)に撮られたこの本の表紙にもなっている写真は有名ですが、その写真の中央で子犬を抱いているのが荒木さんです。去年の夏に報道ステーションで特集をしていたので見た人も多いはずです。
淡々と事実を描写していく手法で書かれており、極力推測は避けようという感じで書かれています。荒木さんが、特攻が決まった後に一度実家に帰省し、家族に手紙と遺書を渡すくだりは胸が詰まります。
一日一日を大切に過ごさないといけないなと思わされました。