ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。人種差別丸出しの移民の子、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧……。まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、でも、みんなぼくの大切な友だちなんだ――。優等生のぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。

食わず嫌いで読んでいなかったが、いざ読んでみると評判通りとてもよかった。息子が友人にリサイクルの制服をあげるくだりはほろりとしてしまった。