ロードス島攻防記

ロードス島攻防記 (新潮文庫)ロードス島攻防記 (新潮文庫)
塩野 七生

新潮社 1991-05-29
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イスラム世界に対してキリスト教世界の最前線に位置するロードス島コンスタンティノープルを陥落させ、巨大な帝国を形成しつつ西進を目指すオスマン・トルコにとっては、この島は喉元のトゲのような存在だった。1522年、大帝スレイマン1世はついに自ら陣頭指揮を取ってロードス島攻略戦を開始した―。島を守る聖ヨハネ騎士団との5ヶ月にわたる壮烈な攻防を描く歴史絵巻第2弾。

ヨハネ騎士団の側からロードス島の攻防を描いている。圧倒的多数を相手によく敢闘する騎士団が印象的だが、相手のスレイマン1世も、降伏後の彼らに寛大な対応をしている。