天皇と戦争責任

天皇と戦争責任 (文春文庫)天皇と戦争責任 (文春文庫)
児島 襄

文藝春秋 1991-01
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太平洋戦争が終局に近づく頃、米国政府は「天皇の身柄」という最大難問に直面する。天皇に戦争責任を問うか否か、新生日本に天皇制を存続させるか否か。そして、戦後、マッカーサーと会見した天皇は戦責問題に本当にふれたのか。極秘記録をもとに戦後史最大の秘密を再構成する注目のレポート。併せて『戦史ノート』を収録した。

面白いのは面白いのだが、そこまで鋭い考察があるかというとそうでもないように思う。「戦史ノート」の末尾にある、参謀と指揮官との関係について書かれたものが一番印象深い。