霞ヶ関歴史散歩―もうひとつの近代建築史

霞ヶ関歴史散歩―もうひとつの近代建築史 (中公新書)霞ヶ関歴史散歩―もうひとつの近代建築史 (中公新書)
宮田 章

中央公論新社 2002-07
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霞ヶ関は皇居、丸の内とあわせて独特の美しい景観を誇る、世界に例をみない中央官庁街である。近代国家の象徴として官庁街建設に夢をかけた政治家や、さまざまな工夫と試行錯誤を繰り返した有名無名の建築家・技術者、異国に活躍の場を求めた明治期の「御雇外国人」など、彼らの織りなす人間模様を描きつつ、今も時代の変化を映し続ける霞ヶ関を、個性的な近代建築の来歴で描き出す。写真多数収録。

建設省OBの著書。お気軽に読めて良い。戦後まもなく、合庁1号館を建てるときに農林省と海保が入る予定だったが、海保が「百姓相手の役所と一緒にするな」とごねたというのは面白かった。どこかで以前聞いたような気もするが。