ベトナム戦争 (コレクション 戦争×文学) 開高 健 日野 啓三 岡村 昭彦 石川 文洋 沢田 教一 松本 清張 一ノ瀬 泰造 又吉 栄喜 中上 健次 堀田 善衞 村上 龍 小田 実 南木 佳士 辺見 庸 吉岡 忍 集英社 2012-04-05 売り上げランキング : 307752 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
開高健や沢田教一ら、作家や戦場写真家たちがベトナムで見た戦争の真実、日本国内での戦争の影響を描いた小田実、中上健次たち。小説とルポルタージュを収録し、ベトナム戦争の本質を描き出す。
従軍する作家や写真家が書くルポは、本人たちはいずれも本当のことを伝えたいと思って書いているのだろうが、正直どれも同じく見えてしまう。そんな中で、松本清張がハノイに居たときのことを書いている文章は、めずらしく北側からの視点で興味深かった。
小田実の「戦争」が一番良かった。