上海1930年 尾崎 秀樹 岩波書店 1989-12 売り上げランキング : 116448 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
1928年11月、ひとりの新聞記者が上海に赴任した。後にゾルゲ事件によってスパイとして処刑される尾崎秀実は、混迷の只中にある中国の現実に直面し、魯迅、スメドレー、ゾルゲ等の知識人たちと交流しながら、中国の民族的解放やアジアの自立の途を探る。兄・秀実の生と死を追跡してきた著者が、“魔都”上海を舞台に描く青春群像。
尾崎秀実の弟が書いた、当時の上海。ゾルゲ事件とはなんら関係なく、当時尾崎が出会った人々の行動が次々と書かれる。焦点が定まらず、読みづらく感じた。