昭和の農村

昨夜のNHKアーカイブスで、昭和42年の秋田県の農村の様子が放送されていた。

米価が順調に上がり、その年は大豊作だったこともあって、その村から初の海外旅行者が出た云々ということだった。当時は一俵8000円弱で政府が買い上げていた。大卒初任給が30000円弱だったらしいから、米を3~4俵作れば初任給程度の収入が得られたことになる。ちょうど大量消費社会が農村をもターゲットにし始めた頃で、乗用車が未舗装路を走り、カラーテレビで時代劇を見ている様子が映されていた。

とにかく米を作れば作るほど売れた時代だったから、畑をつぶしてでも米を作るという方針をほとんどの農家がとっているようだった。また、行政もそれを指導していた(ようだった)。

引き込まれるように見入ってしまった。NHKアーカイブスは素晴らしい。