- 『幕末・維新―シリーズ日本近現代史〈1〉』井上勝生
- 『報道されない重大事』斎藤貴男
- 『密約―外務省機密漏洩事件』澤地久枝
- 『入門!論理学』野矢茂樹
- 『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』戸部良一 寺本義也 鎌田伸一
- 『情報のさばき方―新聞記者の実戦ヒント』外岡秀俊
- 『日本とドイツ 二つの全体主義 「戦前思想」を書く』仲正昌樹
- 『戦争と平和〈1〉』トルストイ
- 『戦争と平和〈2〉』トルストイ
『シリーズ日本近現代史』は岩波新書のシリーズもの。一巻は、江戸末期の外圧なんていうのは実はたいしたことなかったんだから、朝鮮や台湾に進出する必要性はなかったんだよという話。
『報道されない重大事』は斉藤貴男の新刊なので買ったが、以前出た本をまとめなおしただけであまり面白くない。
『密約』は外務省機密漏洩事件のルポ。女性事務官を見る視点が秀逸。今週の中で一番面白い。
『入門!論理学』は以前6seseから借りた。あまり初学者向けでもない気が・・ぱらぱら読んだだけではあまり理解できなかった。
『失敗の本質』は期待したほどでもなかった。すでに言い古されていることばかりではないか。1984年に出版された当時はそうでなかったのかもしれないが。
『情報のさばき方』の著者は東大在学中に文藝賞を受賞している。読みやすい文章で理解しやすい。
『日本とドイツ 二つの全体主義』は両国の政治史思想史を俯瞰した感じで勉強になるが、若干読みづらい。
『戦争と平和』は岩波の新訳。ロシア人の名前が統一されていたりコラムがはさんであったりとかなり読みやすいが、分厚くて疲れる。