実家の

新潟では大雪みたいだ。筑波はめちゃ晴れてるけど。

大体の場合、新潟県人、特に山の人間は雪無し県への憧れ・羨み・一種の蔑みのような様々な感情を持っていると思う。俺も高校生の時までそうだったし、今もあるかもしれない。地元の人間に対し、雪の降らない地域に来たある種の後ろめたささえ感じることもある。年末に実家に帰ったが、雪の圧倒的な存在に対して人間があまりに小さい。自然の前で人間はあまりに無力である。実家は今は、両親と弟の3人暮らしだが、父親は毎朝5時から家の前の除雪、車を留めているところの除雪、かんじきでの道付けをしている。豪雪だと、下手をすると2日に一度は屋根に上らないと家がつぶれる。実家から離れたところで自営業をしているので、そっちに仕事に行ってからもまず除雪をしなければならない。冬になると、雪のために割かざるを得ない時間は、想像を絶するほど多い。朝、まったく昨日から降雪がないときのうれしさは、雪が降らない地域だとおそらく味わえない。