時の審廷

戦中のハルビン、戦後の日本、そして現代――。数多くの謎に満ちた事件が起こり、交錯するとき、日本を震撼させる出来事が明かされる! 磐石の地位を保ってきた政権党から第二党への初めての政権交代なるかが注目された総選挙の投開票日に、東海地方での地震予知情報の発令が。そしてその日、弁護士兼探偵の森江春策に「日本分断」と告げる謎の電話があった――。

シリーズものらしいが他の作品を読んでいなくても面白い。戦前のハルピンでの殺人事件、終戦直後の帝銀事件、下山事件、そして現代の政権交代(民主党になった2009年夏がモデル?)がつながってくる。政権党(自民党?)の若きエースが、ネット民を煽って暴動を起こさせ、そして一斉に証拠隠滅するのも興味深い。