カササギ殺人事件

1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけて転落したのか、あるいは……。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。燃やされた肖像画、屋敷への空巣、謎の訪問者、そして第二の無惨な死。病を得て、余命幾許もない名探偵アティカス・ピュントの推理は――。現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ!

食わず嫌いだったが読んでみたらとても面白かった。ミステリ作家の編集者の女性視点の現代パートと、そのミステリ作家が書いた1955年を舞台とした小説の中の世界が入れ子になっている。どちらの社会でも殺人事件が起き、その謎解きが行われる。現代パートでは、ミステリ小説内の謎解きをしながら、さらに現代パートでの謎解きも進むのでおもしろい。